2012年8月9日木曜日

【 滞在記 3 】 【 2010. 1.15 ~  1.25 】 


  

    ● 寄付金で購入 【 調査第1弾 】

       実際現地にいってみると、こんなものがないの?と驚くこ
       とが多いんです。

       ある時は、働く人たちが手を洗う液体ソープもきらしてい
       たことがあって、しばらくすると誰かが固形の石鹸やアル
       コール消毒ジェルを持ってきたりしてなんとかなっている
       のだが…

      【 あったらいいな 】を、毎回少量づつ運び、実際に使っ
       てみて、その後何を届けたらいいのか調査を始めることに
       した。

       まずは…


    ★ アイスノン
       ここタイでは、病院で使われることもあるが、薬局でも見
       かけない。最近ようやく【 冷えぴた 】をコンビニで目
       にするようになった。

       患者は症状がなかなか安定せず、急に熱があがることもし
       ばしば。急に高熱があがると、意識が朦朧として激しい体
       力の消耗を伴う。


    ★ ホカロン
       暑い国でも、ほんの2ヶ月ほど冬の時期がある。
       乾燥して風も強くなり、山に面したパバナプ寺では朝晩
       冷え込むため、長袖の服が欲しいとリクエストが増える。
       低温やけどにさえ気をつければ使えるかもしれない。
      
      

     ★ 今回から行っている調査のための物資は、自己資金と
       数人の方からの寄付で調達させていただきました。
       どうもありがとうございます \(^o^)/







     ● 我が家がここにも!


      いままでロッブリーでは、宿泊先が悩みのタネでした。
      いままで3ヶ所滞在したけれどどこも似たりよったりで
      蚊が多く、洗濯したばかりの服も蚊取り線香くさくなる
      ばかり。
       今回は、以前紹介されたことのあるゲストハウスに行っ
       てみることにしました。
       Sunflower Guest House (1泊 280B)

       ゲストハウスをはじめられて3年。
       こざっぱりとしていて、ホームステイのような雰囲気。

       朝食を食べる人はパンやお菓子、コーヒーやお茶、ある
       ものはなんでもどうぞー!インターネットも無料です。
       部屋は、ダブルベッドにドレッサー、たんす、テレビ、
       エアコン、扇風機、温水シャワーとトイレつきで、冷蔵
       庫は共同。洗濯機もあり、料理したい人は自炊も可能。

       バイクタクシーもつかまえられるが、自転車やバイクも
       クも無料で貸し出ししてくれるそうだ。
       徒歩2分のところにはセブンイレブンや屋台もあって、
       快適ゲストハウスにやっと出会えました!

         

  
       WIさんもご主人も実に気配りが行き届いていて、かゆい
       ところに手が届くよう!こちらは基本的に旅行者対象外だ
       だそう。

       オーナーのWIさんは、タイ語の先生をしている。

      【 ここは、スクールの生徒さんたちがスキルチェックの際
        の宿泊先として使っていますが、パバナプ寺のボランテ
        ィアさんにも来てもらえたらと思っているの。

        うちは、ホームページもないし、他に宣伝もしてないけ
        れど、紹介だけでみなさん来てくれています。居心地よ
        くいてくれたらいいと思うの。料金もなるべく負担にな
        らないように安く設定しています 】
         
       ロッブリーにも我が家ができました~!

       日本では母や妹や友人が快く迎えてくれ、バンコクでは、
       友人がゲストルームを使わせてくれているおかげで、こう
       して動くことができています。いつもありがとう~☆






    ● 愛車


      【 うちには自転車あるし、お寺までいけるよ。どれにす
       る? 】 いつのまにか自転車にのることになって、寺
       まで往復30分のサイクリングが日課となりました。


       安全のためにフラッシュライトとサドルの下にも赤いライ
       トを新しくなり、しばらくするとサドルもやわらかいもの
       に交換されていて…。

       実は、サイクリング型の自転車に乗るのは慣れてないため
       か、おしりの骨がめちゃくちゃ痛かった!へんな歩き方し
       てたのを知っていたのでしょうか。

       道のりは、交通量の結構多な大きな道路をひたすら進む。
       朝は向かい風が強く、太ももぷるぷるでよろけながらも
       こぎ続ける。


      このまっすぐな道には消防署があって3台の消防車がと
      まっている。そのうち1台は日本の消防車。
       筑西ってどこ? ごめんなさい、私が知らないだけです。




       リタイヤ後の再就職はタイの郊外だったんだ。
       ある日出動中なのかいつもの駐車スペースがあいていた。
       リタイヤしてもしっかり現役なんだ!筑西消防団の方に
       お知らせしたくなりました。

       実はタイではよくこういった光景を目にする。
       ○○建設と書いてあるショベルカー、ある時は踏み切り
       で信号待ちしてたら総武線快速の青とクリーム色の車両
       横切っていった。行き先プレートは【 逗子 】!!

       あとの20分はじゃりがごろごろのぼこぼこ道が続く。
       小さな村をぬけ、岩山を横目にみながら牛が放牧されて
       いるところを通り過ぎるとあと少し。

       なかほどのゆる~い上り坂が一番きつい。
       でもそのあとは、下りがまっている。
       ペダルをこがなくてもいいラクチンなポイントで思わず
       手放しで乗りたくなる。







  ● こおり

      暑い国では氷はきってもきれない生活の一部。
      朝晩はちょっと冷え込んで長袖を着るような時期であっ
      ても、欠かすことのできない必需品なんですね。
       氷が重症病棟に届く時間が近くなると、自分専用の入れ
       物にいれてきてー!という人が続々と手をあげる。 
         バケツ一杯の氷がすぐなくなり、売店で買う人もいる。

       冷たいものばかりとると内臓も冷えてよくないけれど、
       習慣と嗜好品は、なかなか変えられるものじゃない。

       体を冷やすことがどういうことかなんて、暑い国の人は
       あまり考えないのだろう。まずは暑さをしのぐことが何
       よりも優先されているんですね。

       あー、おいしい!!!
       のどをならして飲む姿を目にすると、よくない影響がで
       ないようにと思いながらも氷を運ぶ。








     ● いいかげん

      重症病棟では、同じ患者でありながらもスタッフとして
      サポートが必要な患者さんの面倒をみている人もいます。
       ちょっとぶきっちょなテープ。
       引っ込み思案で人見知りな患者さんに、いきなり子猫を
       ベッドに投げる驚いていても、いつのまにかトロける
       ようなまなざしを子猫にむけて撫でていた。

       今日はごはん食べたか?調子はどうか?と声をかける。
       実に細やかだと思うこともありますが、何かルールがあ
       るわけではない。基本は自然体。

       やるときにはやるけれど、のんびりするときはのんびり。
       うまくバランスがとれて、いいかげん。
       タイ人に学ぶ【 生きるコツ 】のひとつです☆